PhenomII X4 955 BE 登場

PhenomIIX4-955BEですが、各所サイトにリリース情報が出ています。
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一部では噂にあがっていましたが、ようやくソケットAM3版最速クロックCPU の登場のようです

主な仕様は以下のとおり　AMD公式HPなどから抜粋

・クロックは3.2GHz（PhenomCPU至上最高クロック）
・HT　Link　2.0GHz
・CnQ3.0対応（800MHz~最高クロック間でのクロック自動制御が可能）
・ソケットAM3版（一部のソケットAM2+マザーボードにも刺せます）
・BlackEditionなのでクロック/倍率の変更が可能
・DDR3-1333対応（一部マザーボードでDDR2-1066の利用も可能）
・定格ではTDP最大125W
・価格は29000円前後?!

ようやくPhenomIIのDDR3最適化の目途が立ったようで好印象な感じで、一部のベンチマークでオーバークロックなしの状態でCore2QuadQ9650以上のパフォーマンスも示すときもあるとのことで価格差を考えても実に魅力的な製品が登場しました。消費電力面で若干Core2Quadに劣っているのは少し気になる点ではありますが同価格帯のCorei7-920と比較するとピーク時は似たほうな物なのでこんな物でしょう。（こちらはメインストリーム製品でハイエンドストリームではありませんが･･･）またAMDのハイエンドプラットフォームに価格が下がってきたDDR3メモリのコントローラの投入でDDR3市場が一気に進んできそうです。
当然オーバークロック/ダウンクロックでクロック性能/省電力性能の引き上げも期待できるので自作パソコン派から見てもとても面白そうな製品だと思います。


おまけ

PhenomIIX4-955BEの800MHｚ駆動時の電圧が0.975Wのようで、PhenomIIX4-810の800MHz駆動時の1.025Vに比べて良化しているのはいいことだと思いました。オーバークロックではなく、電圧を落としての耐久性を煮詰めるチューニングも楽しめそうです。720BEでのテストでは中間クロック帯の電圧ダウン設定で最大１０W程度の節電が出来ることが確認できています。
当方でいま稼働中のPhenomIIX3-720BEでも電圧を下げての耐久性の検証をしていますが、800MHｚ駆動で0.950Vでちゃんと動くので固体によってはもう少し下げられるような気もします。また、最高クロックが今720BEで設定している16倍/1.350Vと同条件でリリースされた点はなかなかよい点だと思いました。（手持ちの720BEは煮詰めない設定で3.5G駆動も出来るのですが、CPUがかなり熱くなる（ヒートシンク実温測定で45℃を軽く超えてきます）ので耐久性も考慮しデフォルトと比べても変化が少ない3.2G(x16)/1.350V駆動で使用しています（こちらはヒートシンク実温測定で35℃前後））

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